小さな会社がどのような強みを持っているかを明確にし、優秀な若手人材が興味を持つようなアピールポイントを設定することが重要です。

例えば、社員の意見を尊重しやすいフラットな組織風土、やりがいのあるプロジェクト、経営陣との距離が近いことなどがあげられます。

このアドバイスが１番目にくることに驚きです。なぜなら基本に忠実なアドバイスをされているからです。

小さな会社が、優秀な若手人材を確保したいのなら、

• 会社の強みや魅力などの売りを明確にすること。
• 求職者が「あなたの会社で働きたい！」と思ってくれるようなアピールをしていくこと。

これらの施作が絶対に不可欠です。

それなしに求人採用活動をおこない、人材を確保できたとしても、ミスマッチが起きてしまいます。

会社の売りを明確にすること。そして売りを魅力的に発信していくこと。これらは、私が企業様をサポート・コンサルティングさせて頂くときに、特に力を入れてやってもらっています。

優秀な若手人材を確保するためには、インターンシッププログラムを提供することが有効です。

インターンシップを通じて、会社の文化や仕事内容を知り、将来的な採用候補者として見込まれる人材を育成することができます。

今の時代「求人を見て応募」というワンステップで人材を確保することは難しくなりました。

会社見学会やインターシップなどをおこない、ステップを踏んで、あなたの会社や仕事の魅力を肌で感じてもらうことが重要になっています。

私も、段階を踏んで人材を確保する「３ステップリクルーティング™️」をおこなっていますし、クライアント様にもそれを推奨しています。

小さな会社でも、SNSや求人サイトを活用して自社の魅力を発信することができます。

特に、若手人材が利用する可能性が高いLinkedInやIndeedなどの求人サイトに積極的に出稿することが大切です。

LinkedInはあまり日本で普及していませんが、Indeedは普及していますよね。ホームページもリクルートページ（求人採用専用サイト）を開設する企業も増えています。SNSを使ったダイレクトリクルーティング（アカウントを持っている若者に直接アプローチして採用する方法）も普及しています。

ネットは大いに活用すべきツールです。しかし気軽におこなえる反面、意外とレベルの高いジャンルです。生半可な気持ち程度でやると、時間の無駄・費用の無駄になることが少なくありません。やるなら徹底的にやることが必要ですね。

従業員紹介制度を導入することで、現在の社員が自分たちの知り合いや友人を会社に紹介することができます。

この方法は、社員が自信を持って働ける職場環境を整備している場合には有効な手段です。

従業員が新たな人材を連れてくる。これを一般的にリファラル採用と呼ぶようですが、これは強力な採用手法の１つですね。

会社の雰囲気や、実際の仕事の環境は、ホームページや会社見学だけでは把握しきれません。それよりも、会社の環境を一番よく知っている従業の声をリアルに聞くほうが真実味があります。

もちろんテクニックを駆使して従業員に新たな人材を紹介してもらうことは可能ですが、従業員からの紹介を受けるには、従業員自身が、仕事や会社に満足しており、誇りを持っていることが基本ですね。

小さな会社では、フリーランサーを利用することで、優秀な若手人材との出会いの機会を増やすことができます。

フリーランサーとして活躍している人材は、その後、正社員として採用することもできます。

アルバイトから正社員雇用する方法は、よくあるのではないでしょうか。これもインターシップと似たような効果があります。

他にも、会社の顧客、取引先からリクルーティングするケースもあるでしょう。

先日、ある会社がアルバイターに「正社員にならないか？」と誘ったら、断れたそうです。

アルバイターに正社員のオファーをして断られたのなら、会社の環境を今一度、整備するタイミングかもしれませんね。