高卒求人の倍率がかなり上昇していると思いきや、一般の求人倍率もかなりの高水準にあるようですね。

特に、医療・福祉や宿泊・飲食サービス業が顕著になっているようで…。

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人材不足より労働力不足

人手が不足している業界というのは、つまるところ「需要(求職者)が少ない」ということになります。

完全に「供給(求人)>需要(求職)」となっているわけです。(少し混乱しますが、就職市場では現在の状況を売り手市場と言います)

これを商売の世界にあてはめれば「供給過剰」という状態ですよね。供給過剰が起こると熾烈な価格競争に巻き込まれ、経営は疲弊します。

現在、利益は確保できるようになったが「人材が…」という問題に直面している企業様が本当に多いです。

それは人材の数自体が少ないのか、パフォーマンスが高い人材が少ないのか、会社によって異なるようですが、1つ言えることは「労働者の数」よりも「労働力の質」が大きな課題となってくることでしょう。

と思うのも、最近の飲食店など、サービス業の店員の質が悪化してきていると思いませんか?私だけでしょうか?

人材が育たない、パフォーマンスがかなり悪い、すぐに休む、辞める、…

人手が足りない業界は結局、人材数を補うために、ふるいにかけられた、どこにも採用してもらえなかった人々の受け皿になってしまっているのです。

そして「しかたなく採用している」、「しかたなく働いてる」というお互いのネガティブな状態が起こるからこそ、質の低下を招いてしまうのです。

そしてそういう環境にある企業はジワリジワリと経営を圧迫していくことになります。

やり方を変えているか

「そんな状況を打破したい!」ではどうやってパフォーマンスの高い人材を採用し、補っていくか?

これは根深い課題ですが、もう一般的なやり方や小手先のテクニックでは通用しなくなっている事は事実です。もっと根本から変えて行く必要があります。これは時間をかけてさまざまな環境を改善していく必要があるのですが、まず1つは「供給(採用)<需要(応募)」という状態にしなければなりません。

相手からあなたの会社に「応募したい!」とザクザク反響が来るようにしなければならないのです。

どうしたらそういう状態にできるのでしょうか??大企業や有名企業は名前だけでそのような状態になっていますが、小さな会社は頭を捻る必要があります。

現在、私の中であるプランがあるのですが、当社のオーナーに相談したら「アホか!」と却下されました。ですので人手不足で大変困ってらっしゃる知り合いの社長にそのプランを提案してみました。最初「ん~っ…」と唸っていましたが、それを実行していただけるか、実行した場合の反応はどうなのか?また報告できればと思っています。

もし、「私も試してみたい!」というお変わり者の経営者さま、人事担当さまがおられましたら、フィードバックして頂けるという前提で一度ご相談いただければと思います。