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先日、とある交流会で就職活動をしている20代前半の若者達と話す機会がありました。

私は彼らに、

『3Kの仕事ってどう思う?』

と尋ねたところ

『3Kって何ですか?』

という答えが返ってきました。

これはかなり以外でした。


そして

『体力的にしんどい仕事はどう?』

って聞きました。

『体を使う仕事でも、やりがいやビジョンがあればそれも1つの選択肢だと思います。体力以上に精神的にしんどい仕事だってありますから。ただ、それ以上に魅力のある業界・仕事が沢山あります』

というような返答だったのです。

私は『ハッ!』としました。

 

巷では、建設業界の若手が不足・敬遠されているのは『キツい・汚い・危険・所得が低い』などの理由が挙げられています。

確かにそうかもしれません。しかし若者が敬遠されている理由は、

もしかしたら

 私たちが勝手に決めつけている』

だけかもしれないのです。


ようは、若者に建設業の魅力やビジョンを十分に伝える努力もしないまま、
我々が勝手に「3Kだから」「給料が安いから」などと安易に決めつけてしまっている可能性があるのです


確かに、不景気の煽りで建設業は倒産企業の代名詞までになり、それらを経験した親やその周囲が反対してしまっているのもひとつの要因かもしれません。
しかし若者・仕事をする本人は、周りから悪いイメージのみ伝えられ、本来、良いイメージというものが伝えられていない可能性があります。

 

倒産やリストラに遭う業界は建設業界だけではありません。金融機関だって、自動車メーカーだって、電機メーカーだって、キツい仕事もあるし、業績が悪ければリストラもされるし倒産するかもしれないのに就職を希望する人があとをたちません。

なのに建設業のイメージだけが悪くなってしまっている。自他共に建設業界のイメージを悪くしまっているのです。

建設業界はものづくり。技術の必要な仕事ですし、ものづくりが好きな人間にはやりがいのある仕事のはずです。

 

『建設業の仕事は魅力がない』と勝手に決めつける前に、

仕事の魅力を求め、そして自社のビジョンを明確に打ち出すことから始めてはみませんか?

 

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