そろそろ新しいMacを買おうと思い、今のMacBookを査定に出したら、たったの20,000円と査定されて唖然とした藤村です。

3年前に20万円近くで購入したMacがたったの10分の1の価格に。きっと中古として再販されるのでしょうけれど、、それにしても驚きを隠せません。さすがApple社ですね。MacもiPhoneもiPadも素晴らしいデバイスですが、同時に利益の追求も怠りませんね。iPhoneの原価率は2割程度という噂もありますし。

人材コスト上昇のため価格転嫁します

昨今、人材獲得コストや育成コストが上がっていると言われています。

ただでさえ人件費というものは会社のコストの大部分を占めているのにもかかわらず(コストと捉えるか投資と捉えるかはあなた次第ですが…)、さらに人材コストが上がれば経営を圧迫してしまいます。

会社の経営を維持・発展させるためにも利幅の追求は必須

私はその考えには否定はしません。むしろ賛成です。ですが、人材コストが上がったからと言って商品やサービスの単価を上げることは如何なものかと思うわけです。

先日もシネマから「鑑賞チケットの値上げを致します。」とメールが来ていました。その理由は、人材コストが上がっているからだと。

他にも、地元の飲食店でも「人材コストが上がっているため、料理の単価を上げました」とアナウンスしていました。

知り合いを通じ、その飲食店のマネージャーに尋ねたところ「人材を確保するためには、そしてより良いサービスを提供するためには時給を上げていかないといけない」と。

そういった理由から、価格転嫁止むを得ず!ということのようです。無論、最低賃金が上昇していることも大きなネックになっています。

人材コストを上げても質は上がらない

でもここで私は声を大にして言いたい。

人材獲得、育成にお金をかけたところで、人材を確保できるわけではないし、質の良いサービスが提供できるわけでもない。売上に直結しない、むしろ売上が下がってしまうよ!

ということを。

事実、その飲食店では時給を1,000円超えにして求人を出していますが、なかなか応募はありませんし、応募があってもロクな人材に出会っていません。

1,000円という時給をもらうためだけにやってくる若者。仕事はせずスマホをずっと触っている。店内が忙しくなっても対応しない。接客態度が悪くてお客さんを怒らせる。挙句の果てにはレジのお金を盗んで行方不明に。まぁ自分勝手極まりないとのことで。

しかもお店の売上に大きく貢献していたパートタイマーさんは「私たちはもっと低い時給で入ってきたのに、仕事すらしない人たちと同じ時給なんて不公平だ!」と言って、どんどん辞めて行ってますし。

お客さんからすれば、メニューの単価は上がるわ、店員の対応は悪いわ、料理は全然出てこないわで、もうそのお店に行くだけで気分が悪くなりますよね。

そのお店、数年前までは飛ぶ鳥を落とす勢いで各地に店舗を出していたのですが、今ではどんどん閉店に追い込まれてしまっています。

人材コストをかけずに優秀な人材を得るには

ですから、人材コストを上げることが会社の繁栄に必ずしも繋がらないということを申し伝えたいのです。

そして、人材獲得コストを上げなくても優秀な人材は確保できます!とも言いたいのです。

で、今回は説明すると長くなるので、とても参考になる動画をシェアしたいと思います。

それがコレ↓(時間が無い方は飛ばして下へ)

この方は、私が講演デビューをする際にアドバイスをしてくれた方。今やもうユーチューバーとして芸能人とコラボするほど有名人に。雲の上の存在になっていしまいました。

要点は…

ようは「身近な人に片っ端から声をかけろ!」という方法ですね。

コレはやってみる価値、おおいにあります。私も採用活動を始めた頃は、右も左もわからずガムシャラだったので、会う人会う人すべての人に声がけしていました。

で、いきなり2人、人材を確保できたことを今でも覚えています。

常に声がけしていると、周りで協力してくれる人も出てきます。そうなれば意外と1人や2人、人を紹介してくれるものです。

私もこのブログやセミナーを通じていつも言っていることですが、中小零細企業は、一度に何十人、何百人と人材を採る必要がありません。たった1人、会社に貢献してくれる素質のある人材を獲得すればいいのです。

それを繰り返し繰り返しやっていけばいい。それだけです。

そのために、求人広告に高い費用をかけて求人を出す必要があるでしょうか?ということですね。効果がなければ、いつまでも掲載する意味はありませんよ。

声がけをする。それは、あなただけではなく従業員にも徹底させること。そうすればレバレッジが効いてきます。

中小零細企業で応用するときの問題点

でもこの方法は有効ですが、問題点もあります。それは「会社に来てもらっても活躍できる環境にあるか?」ということです。「入社して良かった!」と思ってもらえるだけの責任はあるか?ということです。

従業員自体が「この会社に来てもトクなこと、1つもないで」と思っているのなら、このやり方は効果を発揮しません。

一方で、「自分の子供が就職するなら、ヨソではなくウチの会社で働くべきだ!」くらいに思っているのなら、従業員も協力してくれるでしょう。

結論を言えば、人材が育っていくような社内環境があれば、そんなにコストをかけなくても人材は育ちますし、人材を確保しやすい、受け入れやすい環境になるということです。

それらの前提にあるのなら、身近な人に片っ端から声をかけていくやり方は、人材コストをかけずに優秀な人材を集めるための最高のやり方ではないかと思いますよ。

P.S.
それにしても、Macの買取価格には正直驚きました。↓こんな期待を抱かせながらも…です↓。

これをしても査定額20,000円。えっ、エグい!

年々価格が上がっているアップルのデバイス。20,000円で下取りに出しても、もう何の足しにもなりませんね(笑)。一旦、買い替えはやめにします。トホホ…