過去に類をみない時代に
台風21号。過去にあまり類を見ない強風で、ココ京都も大きな被害を受けました。
停電はもちろんのこと、神社の一部の社が倒壊したり、工場の屋根がめくれたり、京都駅の天井のガラスが落下してきたり、経験したことのない状況でした。
私の自宅も雨漏れだけでなく、テレビアンテナが折曲がり、屋根瓦が吹っ飛んでいきました。
過去に類を見ない、、そんな状況が起きてもおかしくない時代に突入している。そんな気がしました。
そんな状況でパニックになったのは建築職人さん達です。リフォーム会社の電話は鳴りやまず、瓦屋さんに効けば1日に50件以上もの補修依頼があり、建築板金屋さんは電話があってもお断りしている。そんな状況になりました。
状況を把握できない人たち
そんな中、私のところにも何故か「屋根やさんを紹介してくれないか?」という、一見さんの電話がいくつか鳴りました。
しかし「安くやってくれるところを紹介して欲しい」とか、「相見積もりになるけど、、」とか一方的に伝えてきて、まぁ、この状況がまったくわかっていない人がいるのです。
「こんな状況で相見積もりなんて言ってられないですし、安くしてもらいたいなら1年以上は待ってください」
そうお伝えしたところ、
「オマエら仕事がない時は仕事くれくれ言うてくるクセに!」
「こんな時になったらその態度は何だ!バカにしてるのか!!」
そう罵声を浴びせてくる人もいたのです(いや、職人さんを軽視してバカにしているのはあなたの方でしょう。と言いたくもなりましたが…)。
需要と供給
この、需要と供給のバランスが崩れまくっている状況で、まったく今の状況を把握できていない人がいます。
それは例えるなら、あなたが急激に苦しくなって倒れ、救急車で運ばれるときに
- 「医療費の安い病院へ運んでくれ!」
- 「いくつかの病院の医療費を相見積もりするから、それから運んでくれ」
そう言っているようなものです。
こういった状況は、人材採用においても同じことが言えます。
今の人材市場は需要と供給のバランスが崩れまくってます。
しかし、未だに
- 求人を出しておけばいつかは応募がある、
- 採用してやっている、
- 人なんていくらでもいる、
- もっと優秀な人材はいないのか!
そんなことを思っている人が少なくありません。そういった感覚の人間がまだまだ多いと感じます。
人材を確保できない会社は従業員との温度差が高い
経営者はある程度危機感を持ってらっしゃいますが、特に雇われ役員、会社の管理職、中堅従業員になると、一気にその意識が低くなります。
また、平均年齢が高く、年齢層の高い人が採用担当なんかになると、この状況が把握できません。というか把握しようとしませんね。
求人・採用という活動においての認識も昔のままです。というか「あと数年働けば定年だし、のらりくらりと過ごすか…」という認識の人さえいます。ほぼ惰性です。
やりたい放題するある人事担当
それより酷かったのは、そこそこの業績の良い会社の経営者の話し。
その会社には「人材採用についてたくさんの実績がある」と言われて、ヨソから採用した60代の人事担当がいます。
しかしその人事担当、口ばっかりで当の本人は何もせず、人材紹介の会社に人材紹介を依頼しているばっかりだと言うのです。
しかもその人事担当、どうやらその人材紹介会社に支払っている紹介料をピンハネしているのではないか?ということでした。
紹介して入社してきた人をすぐに辞めさせ、また人材紹介会社に依頼して報酬をピンハネしているのではないか?と。
人材紹介会社にウン百万円と支払っているのに人材は定着するどこか一向に増えない。
ということで私のところに相談があった案件がありました。
今、その会社では調査に入っているようですが、そんな悪知恵が働く人もいるようです。
そんな人が人事担当になっている会社は本当に厳しいです。
あなたのそばに真の理解者はいますか?
人材不足の状況を従業員に周知させる。と言ってもなかなか難しいでしょう。自分のことばかりで、長期的な視点、経営者の視点に立つことは難しいからです。
人を増やすなら給料を上げろ!そう思っている従業員も少なくありません。
ですが、もし、人材確保や人材育成に悩んでらっしゃるのであれば、もう一度従業員に周知し、理解者を探すことから始めてみるのもいいかもしれません。
なぜなら人材確保や育成について、意識の低い従業員や誰かに任せきりになると、いつまで経っても状況は好転しないからです。
人事担当に丸投げした案件はさらにアウトソースに丸投げされる。
そんなことにならないよう、結局は、経営者が舵を取ってやっていかなければなりません。
とは言っても、経営者が人事担当をすることは効率的ではありませんよね。なので、求人誌や求人サイトに頼ってしまうことが多いのですが、そうではなくて、「人材に関する問題について、良き理解者や右腕を探してみましょう。」ということから実行してみるのも1つの方法ですよ。
なかなか人材の問題について理解してくれる右腕はいないかもしれませんが、少なくとも、私はあなたの理解者でいたいと思っています(^^)。