突然ですが、「JR奈良線」をご存知ですが?
京都駅から奈良駅を結ぶ路線なのですが、この路線はかつて赤字路線と言われていました。しかし今や、座る場所がないほどの乗客で賑わっています。
それは、、外国人の観光客が激増したから。
JR奈良線には「京都タワーがそびえる京都駅」~「桜や紅葉が有名な東福寺」~「外国人の人気NO.1の伏見稲荷大社」~「源氏物語やお茶で有名な宇治」~「そして思わずWow!と言わせる大仏や、鹿とたわむれることができる奈良」と、観光巡りにおいてはもってこいの路線だからです。
奈良線も採算が取れるようになってきたのか、今まで京都駅のホームになかったエスカレーターを設置したり、複線計画まであるようです。(JR奈良線は単線なのです!)乗客は通勤時間帯を除けば、ほぼ外国人。
最近よく目にする光景
そんなJR奈良線をよく利用する私なのですが、電車に乗っていると最近よく見かける光景があります。
それは、外国人が、高齢者の方に席を譲るという光景です。
特に欧米系の女性の方に多い傾向があります(私調べ)。
ちょっと離れた高齢者を見つけては自分が座っている席を譲っているんです。
それはまるで高齢者の方に座ってもらうために、自分が席を確保していたかのように感じられるほど。
一方で、アジア系の人はあまりそういうことをしないようですが、とりわけ日本人は、高齢者が目の前に立っていても、見て見ぬフリをしていることが多いことに気づかされます。
しかしですね、あまりにも席を譲る光景を見かけるのか、それとも車掌のアナウンス効果なのか、すこしずつ日本人でも高齢者の方に席を譲る光景を見かけるようになりました。(おそらく奈良線を多用している日本人でしょう。)
そして気づけば私も進んで席を譲るようになっていました(いや、前からですけどね!)。
巻き込み力
今回は何が言いたいかと言うと、「周りの影響が自分を変える」ということ。「巻き込みの力」を使っていきましょう!ということです。
たとえば社内や社外でのあいさつの仕方を例にとってみましょう。
先日から新入社員の研修をしているのですが、最近の若者はとてもおとなしい。そこで「笑顔で大きな声であいさつをしましょう!」と言っても、言っている当の本人や他の従業員が無表情でボソボソ挨拶をしていては説得力の欠片もありません。
そこで社内の環境を変えていく。
全社一丸となって笑顔で大きな声で「おはようございます!」「お疲れ様です!」と言えば、新入社員も周りに影響され、「自分のあいさつは恥ずかしいかも」と感じはじめ、おのずと大きな声になってくるのです。
これが1つの巻き込み力ですね。自分と周囲の環境とのコントラストを演出することによって、自分で気づかせるのです。
影響力の必要性
これが1人でもボソボソと挨拶をしていれば「あぁ、あの人も元気ないし、自分もこれで大丈夫だ」と心のどこかで自分自身を納得させてしまうのです。
既存の従業員の意識改革や、社内の環境を変えていくことはとても難しいです。そう簡単にはできません。
しかし最低限、新入社員を指導する方だけは、新入社員に良い影響を与えるような「巻き込み力」を身につける必要があります。
上司だから、先輩だから、そう言って新入社員をアゴで使ったり雑用をさせたり命令したりしてしまうと思います。
それよりも「自分の背中を新入社員にどんどん見せていく」。その方が現代の若者には有効なんじゃないかなぁ…と思います。
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