「儲けて儲けて儲けまくるぞーー!!」「エイエイオー!!」

これは、私の知り合いが、昔に勤めていた不動産会社で斉唱させられていたフレーズです。

明確なものはありますか?

突然ですが、あなたの会社には

・「明確な企業理念」がありますか?
・従業員をはじめ、関係者はその企業理念を共有していますか?
・そして現実とリンクしていますか??


先ほど言った知り合いと同じく、私も不動産業界ではじめて入社した会社はえげつない会社でした。

表向きは確か「お客様優先。理想の住まいを提供する」的な企業理念でした。

しかし実際は、「電話をかけてきた客は金の成る木だ!飯の種だ!何としてでも名前と電話番号、住所を取れ!!」「電話かけてかけてかけまくって、朝から晩まで訪問し、契約を取るまで帰ってくるな!」という精神を毎日叩きこまれました。

言っていることとやっていることが全く異なっていたのです。

そういうことをするとどうなるか…。

世間の評判が悪くなるだけでなく、まともじゃない人材しか残らなくなる、、ということになります。

ひと昔前は、求人を出せば人が集まり、会社の理念を半ば強制させていました。

今でも朝礼で斉唱している会社は多いのではないでしょうか?

それは理念を体に浸透させる意味合いがあります。しかし理想と現実が異なれば意味を成し得ません。

強制ではなく共感

現代においては、会社の理念も押し付けるのではなく、「共有・共感」という時代になっています。

理念に共感できる会社には人材が集まり、共感できない会社には人材は去り、また集まってきません。

テクニックで人材を集めることはある程度可能ですが、長期的にみればココに重点を置く必要があります。

働く意味を持たない若者が多いからです。

理念すら無い、理念とはかけ離れたことをしている会社、まだまだ多いです。

それをすると、従業員は働く意味を見失っていきます。

言っていることと、やっていることが違う会社は人材の定着もままならないでしょう。

「人なんていくらでもいる」そんなことを言う経営者を未だ見かけますが、それは大企業の話し。

中小企業ではそんなことは言ってられない時代になっています。

今一度ご確認を

人を惹きつけられるだけの「共感、共有」できる「明確な理念」、あなたの会社にはありますか?

またその理念は社内だけでなく、社外にも浸透されていますか?

理念と実際の行動とのシンクロはできていますか?