先日、従業員の知り合いが会社に入社したいということで、面接をしました。

ハタチという年齢。若いし印象も悪くないという感じで、従業員からも「いいヤツなんで雇ってください!」という希望もあり、使用期間を設けて採用しました。

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特に目立った遅刻も無く、マジメに働いていました。1ヵ月経過したところで「正社員にしてはどうか」という話しが社内で出たので手続きに入りました。

そして給料日に「給与」と「健康保険証」を渡し、「正社員で頑張って行こう!」ということでお互い確認をしました。

ところが…

次の日、突然会社を無断欠勤したのです。

最初は「寝坊か?」ということで電話をかけたのですが繋がりません。正社員になったばっかりなのに、、、次の日も会社に出勤して来ませんでした。

「何かあったのか?」と心配し、先輩も電話をかけたのですが繋がりません。そしてその次の日も会社を無断欠勤しました。

無断欠勤をして約1週間。突然従業員のLINEに「しばらく休みます」というメッセージだけを一方的に送り音信不通。

組合の健康保険証は、半分は会社が負担しています。すぐに保険組合に連絡して失効させたのですが悪用されかねません。

本人には連絡がつかない。家にかけても繋がらない。

手紙にて「解雇通告と保険証の返却」を郵送し、返ってきたのが、かなり昔の「全く関係のない国民健康保険証」。

確信犯的なにおいがプンプンしてきます。そして会社にかかってっくる不審な電話。

どうやら借金の臭いがプンプンしてきました。現在、健康保険証だけではお金を借りることが難しいようですがヤミ金なら別です。

電話をかけまくって出ないということ。会社に不審な電話がかかってくるということ。そして後から知ったのですが、家族で遠くへ引っ越したということ。

そんなことで彼は行方不明のまま会社を解雇されたのでした。

 

獲得ルートを確立せよ

突然会社に来なくなり、しかも音信普通。若者を採用していると、こういうことがちょくちょく発生します。

しかし、履歴書や面接しただけでは「そんなことする」のかは推測できません。

マジメそうな人間が悪さをしていたり、逆に転職ばかり続いている人間が意外と長続きしていたり、、など。

正直、雇ってみないとわからないことも多々あります。

そのためには1人でも多く人を集め、ふるいにかけていかなければなりません。大企業は、辞めていく、辞めさせる人を見越して多めに採用していますよね。

「それができれば苦労ないわ」ということでしょうが、そうしないといけないのです。

肝心なのは獲得ルートです。どういうルートから人を採用するか。

若者を採用するにしても、どこの馬の骨かわからないような人間に声をかけてスカウティングするよりも、未経験でも学校からの紹介で新卒者を採用していた方が固いということ。最近しみじみと感じます。

若手を採用したら、なるべく強みを引き出して伸ばしてあげようとするのですが、今回は問題外ということでした。