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新卒採用は激戦区

学校から新卒者を採用される企業様は多いかと思います。私の地域でも2016年度の高卒求人倍率は約2.7倍です。まさに学生側からしたら選びたい放題(仕事内容を選ばなければ…ですが)です。

この求人密度の中から「振り向いて~!」と自社を選んでもらうことは、そう簡単にいかないことはご周知の通りです。まさに東京のスクランブル交差点や、大阪のひっかけ橋の人混みの中から「私はここで~す!」と叫んでいるようなものです。

この熾烈な人材獲得競争を勝ち抜くために、やらなければいけない事は多々あります。小手先のテクニックは本当に通用しなくなってきました。

学校訪問のしかた

「どう訪問していいのか、何を話していいのかがわかりません。」

そんな、採用のための学校訪問についてのご相談をいただきました。

まず、採用活動や訪問活動して良い時期を確認しましょう。

たとえば高卒採用するのなら「7月より求人受付、9月中頃より採用試験」が開始されます。そして夏休みに入る前に進路についての三者面談を行う学校が多いので、それに向けて一発目の訪問活動をしてみます。そして最後まで諦めずに定期的に訪問をしてコミュニケーションをとるべきです。

それは求人票と会社案内1枚送りつけるのと、直接訪問して顔を合わせるのとでは大きく印象が異なるからです。急に訪問するより、アポイントをとるようにした方がベストです。学校の警備も厳しくなっていますし、急に押し入ると不審者扱いされねません。

何を話す?

次に「何を話していいのかがわからない」についてですが、やたらと自社のアピールをし、「紹介してくれ!」とお願いする企業も見受けられますが(それも大事です)、それだけでは訪問する意味がありません。進路指導の先生との有意義な情報交換をすることが大切です。

例えば私の会社は建設業系ですので、その建設業の悪しきイメージ、固定概念を払拭するようなお話しをします。そして私が最も重要視しているのが相手方の情報をよく聞き出すことです。

価値観の変化、生徒は何に興味を持っているのか?会社を選ぶ選択基準は何か?親との繋がりetc…です。情報を聞き出すことにより後々の対処ができます。「我が社はこうだ!」という自社目線ではいつまで経っても採用はできませんから。

訪問の目的

これはビジネスでも何でもそうですが、ようは進路指導の先生とアクティブに繋がること。何かあった時に「あぁ。あの会社に声をかけてみよう」と思ってもらえるようにすること。そうすることで優先的に生徒を紹介してもらいやすくなります。

後はその生徒が「働きたい!」と思ってもらえるような環境を作ることです。その環境づくりが大変なのですが…。それについては、また別の機会でお話しできればと思います。

簡単ではございましたが最後までお読み頂き、ありがとうございました。

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