こんにちは、藤村です。

今回は「若手人材が育たない」という
お悩みの根本的な原因と解決策について、

1つ言及してみたいと思います。

若手人材が仕事が嫌いになる原因

突然ですが、、
あなたは嫌いな学科はありますか?

もしあるとすれば、
それは何故でしょうか?

私は数学が大嫌いで大の苦手です。
その理由をふと考えてみました。

恐らく、数学の先生の教えが
自分に合わなかったんだとわかりました。

人のせいにするなよ!と
思われたかもしれません。

ですが、誰から教わるかってめちゃくちゃ大事だと思いません?

だって、教える人が下手くそだったら、
いくら素質のある人でも下手くそになるからです。

たとえばプロ野球選手。

それまでは大活躍していたのに、
プロに入った途端に活躍できない人、トレードで移籍した途端に活躍できない人、いますよね?

もちろん本人の努力や環境もあるかもしれません。

ですが、教える側の人間の技術力や相性もあるんだと思うのです。

一方で、今まで無名だった選手が、
大活躍することだってあります。

今まで努力してきたにも関わらずです。

ということは指導者の存在が
かなり大きいのではないかと思われます。

若手人材が育たない会社の特徴

これはあなたの会社についても同じことが言えます。

若者が育たないと
不満や愚痴をこぼす会社の多くは、
実は教える側の力量不足だったりします。

そうなれば、教わる側は不幸です。
なぜなら、その人以上の存在になることはできないからです。

私が20代のときに不動産営業として入社した会社。

その会社は「若手を育成する」
というコンセプトを掲げていました。

しかし教え方が下手くそ極まりなかったため、
多くの若手社員が育たずに去っていきました。

「営業は根性だ!」「気合いだ!」とか精神論ばかりで、

実務的な側面は「盗んで覚えろ」で、
まったく身にならなかったのです(反面教師としての学びはありましたが…)。

というのも、そもそもその指導者が、
営業マンとして優秀だったわけでもなく、

むしろ今思えば、営業マンとしては下の下だったからですね。

そんな人から営業について教わっても、
営業として活躍できるはず、、ありませんよね?

にも関わらず、
結果をすぐに求めてくるわけですから
むしろ営業が嫌いになります。

これって中小企業のあるあるです。

ちなみに大企業であるリクルートは
営業研修が逸脱しているようです。

精神論だけでなく、科学的なアプローチで
営業手法を学べるそうです。

事実、リクルート社出身の方は、
営業がめちゃくちゃ上手の方が多いです。

人材育成は間違いなく技術

教わる側の姿勢・力量も大切ですが、
教える側の姿勢・力量はもっと大事。

若手人材が育たないと思うのなら、
まずは教える側の育成から始める必要があるかもしれません。

指導者としての力量がなければ、
いつまで経っても若者は育ちませんし、
優秀な若者も腐らせてしまうでしょう。

指導者の力量とは
教えるノウハウだけではありません。

その人の人柄・雰囲気、慕われる能力も必要でしょう。

人材育成も技術です。
技術力が必要なのです。

あなた会社は指導力に重きを置いていますか?

育たない理由を若手のせいにしていませんか?

それではまた。